CALM

伊袂つうの個人日記。

愛があれば言葉は要らないのさ

基本飽きっぽくて、俗にいう三日坊主体質です。
かっこよく言うと「自分に合わないと思ったものに時間を使わない派(笑)」とでも言いますか…モノは言い様ってね(´◉◞౪◟◉)

でも実は私め、地味に中国語学習を5年ちょっと続けているんです。

5年前に突如現れた中華アイドルに夢中になり、その子のツイッターを理解したくて独学で始めたのがきっかけです。しかし独学はすぐに限界が見え、30過ぎて初めてマトモに習い事を始めました。いまやアイドル熱はすっかり冷めましたが、学習はそのまま続いており、現在は個人レッスンしてくれる先生に月に二回お世話になっています。

今の先生は同じくらいの年齢で同性だし、元々大陸で国語の先生をしていたそうで発音も申し分なく、また授業も非常に上手なので最高な先生だと思っています。来日数年ということで日本語があまり出来ないのですが、それはこちらも同然なので、両国の言葉をチャンポンしながら身振り手振りで話すことが殆ど、結局フルで中国語のみの授業には至っていません。でもちゃんと気持ちは通じているし、とても楽しいです。

しかし。
先日、バイトである試験の申込対応をしたのですが、そこへ中華系留学生さんが来まして、中国語の利が多少あるということから私が対応したのですが、ものの見事に話せなかったんです…!
何とか申し込み自体は問題なく終われたのですが、結局私の中国語の引き出しは殆ど開かず、カウンターに備え付けのネットPCからエキサイト翻訳を使って、身振り手振りで説明。時折、留学生さんも良かれと思って英語で返してくれるんですが(中国語が通じなくても英語なら多少知識があるのではないかと思われているのか)、残念ながら私は英検5級も落ちるレベルで全く聞き取れないので、余計に慌ててしまいコミュニケーション悪化。最後には日本語で「私の中国語通じました?大丈夫ですか?」って聞いちゃう始末…恥ずかしい…(´゚◞౪◟゚;;;)
留学生さんは、ただ笑って頷いてくれました…!

でもそれがほんっとに悔しくて。結局私は5年間、机で決まった先生とお決まりのことしかやって来なかったっていうのが分かったし、多少の知識は付いても咄嗟に出なければ何の意味も無いんだってことがわかって、ちょっとの間へこみました。
たとえ凄い魔法使えたって、戦闘に生かせなきゃ意味が無いじゃないですかー…。

でも! 逆に言えば、次はどういえばいいか今から対策を練られるわけだし、何が悪かったのか、何を言いたかったのかをちゃんと考えて覚えておけば良いんだって思って、前回の授業のときに想定やり取りを台本化して先生に台詞を見直してもらって、その場でロープレを。その後先生に正しい発音をしてもらい録音させてもらって、ばっちりな復習ができました。
年に何回かその試験の申込はあるので、今度こそ、ちゃんとした対応が出来るように万全な状態で整えたいと思います!

しかし、万全の対策を打ったあとで言うのも何ですが…。
勿論ちゃんと話せることは大事だとは思うんですけど、外国語学習者として思うのは、「相手が何を話すだろうかという気持ち」を察知して「この人の話すことを分かりたい」という気持ちがあれば、大体通じるんじゃないかなってことです。
敬意と労わりは万国共通で、貴方のために一生懸命に伝えたいと思っているし解りたいと思っているんだ、と真摯にお互いに歩み寄れれば、大抵のことはナントカなるのかもしれないなとも感じてます。

私がいま唯一自慢(?)できることってこのくらいしかないので、国同志はなかなか軋轢もありますが、個人的にはやっぱり好きなのでこれからも異文化交流を大事にしていきたいと思っています!

結論:愛は地球を救う。