CALM

伊袂つうの個人日記。

【大人向け】(´◉◞౪◟◉)<じゅんかつざいはだいじ

最近、体調拗らせてまして終ぞ病院へ。今月末に無料で健康診断受けられるのに、あえてのフライング検査。
このところ食欲もなく、とはいえ冷たい液体・固体なら食べられそうだなと連続で口にしていた結果、お腹の夏風邪を引いてしまっていたらしいです。病院で検査・診察を受けたましたが「出すものを出してしまえば直る」とのことで、これといった特効薬は処方されませんでしたが、ウィルス性でも感染性でもないただの腹痛だということが判明し安心した次第です。
くやしいやら安心したやら、事の顛末がかなり品が無いレポートとして報告されております。無駄に長いし下らないので閲覧注意でお願いいたします。

 

謎の強烈な吐き気と腹痛が発生した翌日(本日)、行って来ました某赤い十字のマークの病院へ。初めて受診するので新患受付へ行くと、Perfumeのあーちゃん似の可愛いお姉さんが対応してくれました。過去行ったことのある病院ではみたことない癒し系。優しい口調に可愛いお顔に笑顔が素敵。ずっと見ていたかったんですけど、そうもいかないので手続きが終わるまで待合椅子で待機。お盆明けだというのに患者さんの姿も疎らで非常に待ちやすい。あまり時間も掛からずに呼ばれそうだったので、携帯に忍ばせた乙女系音声の再生視聴はやめて、持って行った仕事のアイデアメモを広げて時間をつぶすこと10分。

あー「お待たせいたしました。こちらが診察に必要なファイルになりますので。伊袂さまは一度健康診断で当院をご利用なのでご存知かと思いますが、内科の受付は…」
伊袂「あ、健康診断、今月末なんです…。来るのは今日初めてで…どこですか?」
あー「あっ、あっ、す、すみません、そうでしたかっ、すみません…!」
伊袂「あっ、いえっ、こ、こちらこそっ…(ンモーーーォ!!可愛いな、このぅ!)」

今月末職場の健康診断が同じ病院であって、恐らく名前と生年月日で検索したのか、あーちゃんも良かれと思って一言添えてくれたんだと思います。全然好きです、そういう心遣いとか一言全然嬉しいほうですありがとうございます!
あーちゃんに内科の場所を改めて教えてもらい受付窓口へ。持っていたファイルを出すと5分くらいで名前を呼ばれました。血圧と熱を測って平熱と平均血圧であることを確認。問診票に症状を書き込み、書き終えたら二番診察室前で待てといわれたので、そのように大人しく待っていると…。

先生「あのね、大丈夫なの。検査の結果をちゃんと信じて」
患者「でもな、先生。毎日ウンコがでねーんだよ…」
先生「毎日出る人と出ない人がいるの。年取ってくれば毎日出る人のほうが稀だから。大腸がんを心配してるみたいだけど、隅々まで検査しても全く心配要らない結果が出てるから。大丈夫だから」

(´゚◞౪◟゚`;;;;).。oO( ん!? なんか二番診察室の先生、メッチャ怖くない…?)

診察室から聞こえてくる先生の口調が患者さんに対して言うには若干強めで、既に診察前なのにビビリまくる私。その問答はその後5分強続いた気がします。終わって出てきた患者さんを横目で見ると、ひ弱そうなおじいちゃん。こんなおじいちゃんにあんなキツく言うなんて、ここの先生怖すぎる…。
間もなく呼ばれ、緊張MAXでガラガラと引き戸を開けると。そこには夜回り先生で有名な水谷修先生を相当キツくしたような顔つきの先生が。完全にこわい。これは怖い先生の顔をしている…! 顔が体を現している…! オーラがもう怖い。

伊袂「…こ、こんにちは…。よろしく、おねがいします…」
先生「はい。今日はどうされました?」
伊袂「あの、お腹が痛くてですね…」
先生「(問診票を見て)吐き気と腹痛ね、じゃぁそこに横になって」

めちゃめちゃ萎縮しながら診察台に乗る私。犬のようにお腹を出してじっと待つ服従のポーズ。触診が始まります。

先生「ここは痛い?」
伊袂「…い、いえ」
先生「ここは?」
伊袂「…特には」
先生「こっちも?」
伊袂「…はい、全然」
先生「…」
伊袂「…」

明らかに先生の、本当にどっか悪いのか?という視線。耐え切れず視線をそらす伊袂。
ちがうのちがうの、昨日は本当に痛かったし死ぬかと思ったの! 嘘じゃないの!

先生「独り暮らし? 一緒に住んでいる人は同じ症状は出てる?」
伊袂「いえ、家族の中で私だけです」
先生「そう。便の色は? 黒いの出たりしてる?」
伊袂「…あっ、えっと、明るい色です!」
先生「明るい色? 茶色ってこと?」
伊袂「そうです、茶色のトーンがアップしたような明るい色です!」
先生「…」
伊袂「…」
先生「はい、もういいですよ」
伊袂「…(´・ω・`)…」

なんだかテンパってしまい謎の回答をしたら、とっても見放された気持ちになってしまい、背中を向けた先生を追う様にして慌ててお腹をしまう伊袂。まって、もう行っちゃうの!?、みたいな(´◉◞౪◟◉)

先生「触診だと異常はないね、今、排便できそう?」
伊袂「え? 今ですか? はぃ…多分頑張れば何とか…」
先生「じゃぁ一応ノロウィルスの検査するから。あと血液検査と腹部X線。詳しい説明は看護婦からするから。結果が出たら再診ね」
伊袂「あ…はい。ありがとう…ございました…」

とっても素っ気無い先生。いやいや、でも本来お医者様ってこういうものさ。
別にシチュ彼氏様みたいに「どこが痛いの? ふふ、本当はそうでもないのに痛いって言って僕の気でも引こうと思ってたのかな。可愛いね、特別なお薬、処方しちゃおうかな…」って言ってもらうことを期待はしてませんとも(苦笑)!

とりあえず中待合室から出て、暫くすると看護婦さんが検査用のキットを持ってきてくれました。

ナース 「これが腹部レントゲンの受付用紙で、こっちが血液検査用の受付用紙です。あとこれ、これ(検尿用コップ)に便を取ってください」
伊袂「えっ…?」
ナース採れたらこのフタをして、血液検査室のナースに渡してくださいね」
伊袂「あ…へぇ…ええ」
ナース出そうですか? 便?」
伊袂「…そうですね…ウンがよければ出ます…」
ナースふふ、じゃぁ頑張ってください。もし出なかったら綿棒で採取することになりますので、そのときはまた声をかけてくださいね~」

ワンカップ(200ml)くらいの大きさの半透明のフタ付き紙コップを手渡されて、私の知ってる検便と違うや…って戸惑うこと数分。まずは血液を取ってもらい、その足でトイレへ。
しかし。

(´゚◞౪◟゚`)…でっ…出ない!!

採血で思いっきり緊張して(注射が苦手)多分腸にストレスが掛かったのか、さっきまでやれば出来る!と思ってたのに、ウンともスンとも言わない私のお腹。あの看護婦さんはサラッと仰ってましたけど、自力で出せないと綿棒で取るって言ってたし、絶対それだけは何とか回避したい…自力で出してやるんだ、がんばれ伊袂、がんばれ私の腸…!!!

…。

………。

(;゚ロ゚)…む無理…だ…orn

15分くらい格闘してましたが根負けしました。全く出てくる気配もなく、このままイタズラに時間だけが過ぎていくのはどうにも避けたい。というか、このまま戦っていても私の出口が壊れるだけだなと危機感を覚えて、止む無く空の紙コップを握り締め、再度看護婦さんに話しかけに行きました。

ナースやっぱりだめでしたかー」
伊袂「はい、すみません。なので綿棒貰っていいですか」
ナース分かりました、ちょっと待っててくださいね」

そしてプラスチック試験管みたいなものに入っている長さ20センチほどの、先端1センチくらいが綿棒状になっている採取キットを手渡されました。

伊袂「ありがとうございます、じゃぁ採ってきますので(と、トイレへ)」
ナース待ってください、トイレじゃ無理です」
伊袂「?」
ナースこれ、長いのでトイレみたいな狭い空間で採取しようとすると中を傷つけてしまう人も居るので、トイレじゃなくてこちらで採取してください」

点滴室のような場所に連行される途中、何度も「大丈夫ですか?独りで出来ますか?失敗すると中を傷つけてしまいますから気をつけてくださいね。もし出来そうもなかったら私がしますので言って下さい」と繰り返し看護婦さんが語りかけてくれました。ですがお尻に自信のない伊袂は丁重にお断りしました。
点滴室のベットは数台ありその中の一台に案内され、カーテンで囲ってくれたあとキットの口をすぐに取り出せるようにセットしてくれました。その後、親切にも看護婦さんがジェスチャーしながら採取方法を教えてくれます。

ナース右利きだったら左に横になってくださいね。こうやって(綿棒を入れる角度をジェスチャー)入れていくとスムーズですから」
伊袂「はい…。あの、もしかしてこれ全部(全長約20センチ強)入れるんですか?」
ナースいえいえ! 先っぽの1センチくらいが綿棒になっているので、その部分で採取できればOKです。深さはそんなに無くてもいいんですけどグリグリ回して欲しいんです」
伊袂「あ…へぇ…ええ」
ナースあ、もしすぐ出来そうだったら私ここで待ってます。出来そうですか?」
伊袂「あ…はい…」

こうして、採取タイムトライアルの火蓋が切って落とされました。
伊袂選手、すぐにキットから綿棒を取り出し、採取場所の入り口に充てます。しかしここでなんと痛恨の想定外アクシデントォォォ!

綿棒「俺、パサパサやで…!」
伊袂「(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・」

そう、私は勝手に綿棒の先端を「家庭用耳かき綿棒」くらいの気持ちで居たわけです。ですが実際その先端は小さな試験管ブラシみたいな硬さでゴリッゴリのパッサパサ。もとより「基本出口」であるその場所が散々酷使して壊れかけになった状態で、今更乾いた棒状のものが入っていくわけが無い!!

伊袂「…(あ…あああああ)」
ナース大丈夫ですか?」
伊袂「…は…はい…。もう…少しまっ…てください…

なんていうんですかね、もう言葉を選ばずに言えればいいんですけど、一応ご覧頂いている方の中には面識のある方もいらっしゃるし、もしかすると今後何かしらのお付き合いがあるかもしれない方の目に触れることを想定すると、マイルドな表現すら全然思い浮かびません…。
ただ、痛みの近似値としては「焼け石を当てられる」くらいの気がしました(当てられたことないですけど…)。血が出るんじゃないかと思いました。…出ませんでしたが。

自棄になって、もう痛みに屈している場合ではない!と思って。そりゃもう「いつもより多めに回しておりまぁす!!」っていう染之助染太郎師匠もビックリな勢いで、グリッグリに回してやりました。そして試合を終えたボクサーのように神妙に、綿棒という名のミニ試験管ブラシを抜き、キットに再度収めたのです…。

看護婦さんはずっと私のそばで、カーテン越しで待っててくださいましたとも。看護婦さんが居なければ、あんなふうに採取は出来ませんでした。ありがとう看護婦さん。おかげでそのあとレントゲン取りに行きましたけど全然記憶がありません。

20分ほど採取場所の痛みに耐えながら待っていると再診で呼ばれました。

先生「血液検査からも脱水症状は見られないし、ウィルス性であればここの数値が高くなるんだけどそれでもない。感染症でもないね、全く問題ない数値しか出てない」
伊袂「先生…それは、私は実は何処も悪くなかったってことでしょうか…」
先生「いや、そういうことじゃないですね…。実際お腹が痛かったんだから、夏風邪っていうところかな」

(´ε`*)エッ…なんか先生、急に優しい感じになっちゃって…トゥクン。

一頻り数値をみていて突然気がついたように先生が、ノロウィルスの結果がどうだったかを看護婦さんに確認していて、看護婦さんが結果を取りに言っているあいだ診察室には私と先生二人きり。ここは何とか仲良くならなければと思い(なぜ!)、思い切って話しかけました。

伊袂「先生、ノロウィルスの検査キット、あれメチャクチャ硬くてパッサパサですね! おかげでとても痛かったです(笑)」
先生「ブッフォ…」
伊袂「(o゚▽゚)o!!」

せ、先生が笑ったー!!!

先生「あの…キットは…採取のため…なのでね。潤滑剤を使うと…検査に…支障がでるんですよ…」

なぜかモジモジ(しているように見える)しながら、そんなことを呟く先生。
あらやだ、先生ったら笑うと案外可愛い顔じゃないの(´◉◞౪◟◉)
私ってば最初の印象だけで気圧されていただけだったみたいです…。

検査結果をしっかり説明していただき、わざわざ結果のコピーまで下さり、今回は本当に良い病院にめぐり合ったと思います。結局、帰宅後も一時間ほどは痛みと違和感を抱えたままではありましたが、このブログを書く頃にはすっかり元通りになりました(笑)。
痛い思いもしましたが、先生の可愛い顔が見れたのでよかったということにしたい一日です(何の話!)。

それにしてもやっぱりですね、何はなくとも潤滑剤。
支障が無いなら絶対あったほうがいいです。

結論:検査以外で出口を使うことがあるならば潤滑剤は必須。