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伊袂つうの創作個人日記。昆布擬人化「だし★メン」は現在復活準備中です。

0.1を10回繰り返す

随分前のお話ですが、小林賢太郎さん(ラーメンズ・パフォーミングアーティスト)には「0から1を生み出すのはムリでも、もがき苦しめば0から0.1くらいにはなる。それを10回繰り返せば1になるんですよ」っていう名言があって。
確かに去年見たポツネンの舞台でも「成功率が10%なら、90%を練習で失敗すればいい」みたいなワードもあって、賢太郎さんはブレてないなーって思い出して再び感動しました。

もがき苦しんでるときって0.1の成果すら気付けないこともあるし、たとえ0.1の成果が上がっていたとしても「0.1しか効果がないなら意味が無い!」って自棄になることのほうが多くて、どうやったら冷静に「0.1頑張った自分を褒める」ことが出来るのかなって…。課題山積。
もがき苦しんでも0.1しか出ないのに、あと9回も相当な困難を耐えられるのかなって、ただただ不安になって、タラレバだけで心が折れてしまいそうです(苦笑)。

心の角度があまり正常じゃないときって、前向きでいることすら(前向きなワードですら)拒絶反応が出て、何処までも内側に落ちていきたくなるし、挑戦することに臆することも多いですよね。回復した今だから言うと、ホントに今年始まって半年間は何をするのも辛くて、何かしようとも思えなかったし、今まで楽しいと思ってたことが全く心に響かなくなって、毎日意味もなく悲しくなってました。無駄に絶望な日々。

10年以上前、こういう状態を放置しすぎて拗らせて入院したことがあって、そのときにある程度の対処法を心得たのが、今回それほど深刻にもならず回復に時間が掛からなかったというのもあると思います。
もし、今無気力でしんどい方がいらしたら、初期症状レベルなら回復できる可能性があるので、鼻で笑うくらいの気持ちで参考にして頂ければなと思い、書きます。

長いのでPC版は一旦畳みます。

 

【伊袂式自己修復法】

1)今まで全然やったことないことをやってみる
既に実力の付いた何かで躓いている場合も含めて、「なんでこんなことも出来ないんだ」と焦りに苦しくなってしまうこともありますよね。そんなときは、全くやったことが無いことを初心者レベルで始めるのがオススメです。適度な達成感を覚えることで自分のダメさ加減を一時的に忘れます。私の場合はメイクでした。全然極めてないですけど、大事なのは「とにかく何かをしてみようという動機付け」です。足が一歩も動かなくなる前に「このくらいなら暇つぶしにやってみようかな」って思えることが重要な気がします。結果はね、初心者だから何でもいいんです。上手くできたら「やったー!」でいいし、上手くできなかったら「やっぱ合わないんだな、次いこ!」でいい。やったことないんだから、やれなくて当たり前だし。オーライオーライ。自分を簡単に許せる環境が大切です。

2)可能な限り、今までやっていたことを中断してみる
出来る自分が当たり前になって、例えば今まで褒めてもらったことが褒めてもらえなくなったり、成果が感じられなくなったりすることがあります。突然、世の中の誰にも認めてもらえていないんじゃないかという、寂しさや無力感みたいなものに支配されることがあります。それがお仕事だったら簡単には言えませんが、趣味の範疇で調整が効くなら、一旦お休みしてみてはどうでしょうか。手に持ったものを一度手放す。手放して不安になることもあるとは思いますが、同時にラクになることもあります。特に自分で決めたことを完璧にやりたい(やるべき)と思っている人は、予定に追われて目的を見失うことも少なくありません。勇退だって必要です。元気になってからもう一度はじめたっていいんです。

3)今までの情報は最小限、比較対象を自分の世界に入れない
ツイッターFacebookSNS等、人が多く出入りする電脳空間(または実際のリアルなイベント)などは、どうしても上手く行っている人の行動・呟きや記事が目に入りやすいです。そうすると「この人に比べて自分は…」と思ってしまうし、これも無駄に自分を追い詰めるきっかけになってしまうので、可能であれば今までの情報源を一旦閉じ、一度自分の中を無音にして、整理する時間を作るのも有効かなと思います。
特に自分で自分を追い詰める癖が付いている人は、些細なことで「これだから自分は…」と暗示に掛かりやすい。でも、実際本当にそうか。誰か自分をそう詰ったのか。自分の中に第三者をしっかり作って、ちゃんと話し合う。その結果「やっぱ自分ダメだな」って思うこともありますが(苦笑)、でも100%自分が悪いってこともない。他罰主義に偏るのは問題ですが、ただこういう類の暗示に掛かる人はそもそも過剰な自罰傾向にあるので、このへんは遠慮なく「自分は悪くないのだ」という思考で大丈夫だと思います。

4)食わずして嫌いだったものを口にしてみる
私は好きなものを好きなだけ貪る癖があって、好き好き大好き妄信心酔しすぎて目が見えない!というハマり方をしてしまう上に、一回イヤだなって思ったものは末代まで嫌う(どんなだ)っていう、極端な感情振り幅でして、それが殆ど口にしたことがないものでも、自分は嫌いだと思い込んでいるものが多かったりします。
一度、マッサラな自分になったつもりで新たに「嫌いなものを」経験してみる。1と似ていますが(1はプラスの意味合いが強い)、これについては「イヤだと思っていたものと向き合う」ことで、運がよければ嫌いだったものの新たな魅力を発見し、克服(成長)できた自分に自信がつきます。これ、結構取得経験値が高いです(諸刃でもあるんですけど…)。私の場合、あるジャンルの音楽をイメージだけで決め付けて敬遠してたんですが実際聞いてみたら凄くよくて、今までなんだったんだ…ってなりました(苦笑)。

今までの自分の価値観を一度リセットする。勿論いい価値観もある。でも悪い価値観(思い込み)がいつまでも足を引っ張ることもあります。嫌うっていうのは思いのほかパワーを消費します。姿・ワードを見るたびに自分の中の感情が揺さぶられて不穏になる。一日中、マイナスの感情に支配されることも珍しくない。好きっていう気持ちよりも遥かに比重が重くて、99の好きより1の嫌いがあると台無しに感じてしまう。そういうタイプのひとなら、殊更挑戦してみて欲しいなと思うんです。

ただ、これは新しい自分を発見できれば生まれ変わり感も出てパワーチャージできるのですが、発見できなければダメージを食らう可能性も大いにあります…(汗)。でもそんなときは「挑戦した自分」を褒めてカバーできるし、「ふーんそうかー」くらいで流せそうな調子のときにチャレンジしていただけると最小限の影響で済むのかな…と思います!

4)(夜の)睡眠時間を増やす、リズムをちょっとだけ気にする
一番大事なことを一番最後に書きます。やっぱりね、体の不調は心の不調に直結します。私はしんどい期間中ブワっと体重が増加したし、そのせいで横向きに眠るのが辛くなって熟睡できなかったし、食べる時間も量も滅茶苦茶でした。
調子が悪いときって「そんなの知ってるよ!だけど出来ないんだよ!」ってなります。不調ピークの私がこの文章を見ていたら絶対に「聞き飽きたわ!」ってなります。十分承知です。でも、やっぱりこれが真理なんだとも思います。
重い不眠の場合はお医者さんに相談しかないですが、「何となく眠くない」っていう心理状態なら、お布団に入るっていうところから初めてみてはどうでしょう。
今の時期は寝苦しいし、手元にスマホとか携帯があれば時間の限り眺めてしまうことも多いと思いますが、私の場合は寝付けなくてもリラックスできる音楽をイヤホンで聴きながら目を閉じて聞き入るようにしてました。無音だと色々考えちゃいますし。本当は寝るときに音楽を聴くと熟睡できないらしいですが…。
これらでいつの間にか寝れていることもあるし、スズメが鳴きだすまで眠れないこともありましたが、体と脳に「今は寝る時間なんだよ、休む時間なんだよ」と教えることが大事かなと思いました。たとえ寝付けないのだとしても、朝をPC前で迎えるのとお布団の中で迎えるのとでは全然違います。
食べ物も当然影響してきますが、いっぱいいっぱいのときってアレもコレもできないし、この系統の人は「完璧にやらないと!」って思いがちなので、ちょっと元気が出てきたら食べ物のことを気にするくらいでいいと思います。

いっこいっこ、ゆっくり。簡単なことから始める。出来た自分を褒める。ベースはコレだけだし、私はこれ以外に0.1を作る方法を今のところ見つけられていません。
頑張るなといわれて頑張るのを止められるんだったら、こんな状況にはなら無いでしょうし…。私の場合、無駄に落ち込むのも生来の持病みたいなものなので、むしろ不調がデフォルトだって思えていたほうが気が楽だなって思うことにしてます(苦笑)。調子が悪くなったときには、ああまた元に戻りそうだなーって思うくらいで、調子がいいことを特別でありがたいことなんだって思えば、陽気ゾーンを大事に過ごせます。生きた人間ですから、いいことばっかりもないし、悪いことをどうやってダメージ少なく食らうかっていう対策は持っておいたほうがいいなって感じで。
悪化してくるとなかなかこういう思考を思い出せなくなっちゃうんですけど(汗)。

長くなりましたが。あくまでもこれは伊袂式なので、全ての方に適応する方法ではないとは思うのですが、この記事が、えもいわれぬ不調の誰かの役に立てることを願って。

暑い日が続きますが、ご自愛ください。

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