CALM

伊袂つうの個人日記。

クリィミーマミになれなかった

自分が世の中のものさしで見たときに、決して美人でもないしスタイルがいいわけでもないし、おしゃれに気を使っているわけでも特別センスがいいわけでもないことは自覚していて、それでもなお今の自分とは正反対のスペシャルな存在になってみたい欲はあって、それはむかし魔法少女に憧れたような、水彩のような願望が淡々と燃え続いていました。

小さい頃、いつかなれると思っていた、憧れのクリィミーマミにはなれなかった。
もしマミになれていたら、今頃は幼馴染のボーイフレンドと結婚して子供でも生まれて「お母さんは昔ね、魔法使いだったのよ」なんていって毎晩わが子を寝かしつけていたかもしれないなと思うと、何だか切なくなる夜半であります。

変身願望って誰にでもありますよね…。
それが異性装だったりコスプレだったり、はたまたキャラクターなりきりだったり。誰かになることで、今あるプレッシャーやストレスから一時的に開放された気になる。でも私は年齢も年齢だし、見た目やスタイルの問題でコスプレをして満たすのは今更難しいので、どうやって変身しようかなと考えたら、盛り盛り詐欺写真くらいしか思いつきませんでした(苦笑)。

いやぁ、今のテクノロジーは凄い。
どスッピンでも、アプリでベースを整えてくれて肌のアラの一切を消し、流行の化粧をしてくれて(しかも自然すぎる!)、そのうえ雰囲気加工までできるなんて。しかもこの一連が無料で出来る。化粧もロクに出来ないオタクな私にとっては、ノーリスクでここまでの写真が出来るなんて凄いとしか言いようがない…!
きっと誰かが泣いてるに違いない。ああお金を払いたい…。そしてそっと手を握って「ありがとう」と一言伝えたい。

しかしながら折角盛れた写真も、リアルな知り合いに見られると恥ずかしいので(じゃぁなんで撮るのか)、リア充がごった返す某SNSへと盛り詐欺写真で華々しくデビューするのに使おうと思います(笑)。
顔見知りの皆様、もし万が一どこかで私に若干似ている、しかしながら盛りすぎてドン引きのうえに本人確認が非常に難しい写真に出遭ったときは、そっとスルーをしてください。そしてこう思ってください。

クリィミーマミになれなかった女の成れの果ての痛いことよ…( ´,_ゝ`)プッ